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大雨による災害とその報道や人々の反応を眺めて思ったこと 

まずは今回の大雨によって被災された皆様方、心よりお見舞い申し上げます。
一刻も早い復旧を祈っております。

さて、最近は法人でTwitterを細々と始め、今回の大雨による状況の確認や情報収集などに活用していました。
その中で、行政や政治家に対する要望や不満、意見などを多く目にし、そこで感じた世戸個人の違和感について
話をします。

何故、違和感を感じたかというと、それが日本人の培ってきた気質であり、しかしながらその土壌である社会が
大きく変容しつつある今でも、人の意識が変わりづらい(あるいは気づかない)のではないかと思ったからです。

今回の災害について、結構な人数の著名人も含めて、自衛隊や総理大臣の初動が遅いとか、前線に立って
陣頭指揮を取るべき(だった)という人が多い事に、非常に驚きました(さすがに与野党の5日の酒席を
批判することは、めちゃくちゃだとは思います)


基本的に、組織というものはそれぞれに役割があり、それぞれが機能して初めて大きな成果を得ることができます。
市区町村の上部組織に県があり、更に国があるという日本という組織の形(単純化しています)は、それぞれに
権限と責任が割り当てられています。

例えば、災害対策の一次的な責任と権限は各都道府県に委任されており、国や自衛隊の役割や権限とは
異なります。今回のように、災害への対応として自衛隊を派遣するためには、原則として各都道府県知事から
要請をせねばなりません。

にも関わらず、自衛隊の対応が遅い(あるいは総理大臣が指示を出すのが遅い)とかいう批判を多く目にしました。
(・・・勝手に自衛隊が行動出来たら、逆におかしくないですか?)

また、自分からすれば、災害対策がひと段落する前に、状況判断すべき役割の総理大臣が、全ての情報が集まる
対策本部から出ていく意味があるとは思えませんが、実態に合わせた対策を講じるために総理大臣が被災地に
行くべきだとか、被災者に会うべきという意見も多くありました(こういった意見に押されたのか、現時点では
すでに視察されました)


こういった意見を眺めていて、『どこかで同じようなことを感じたことがあるな』と考えていて思い出しました。
いや、おそらくは日本の組織であれば、こういったことが多くあるのかもしれません。

以前、誰かから
「前の事務長はいつもゴミ収集をしていたから助かっていたのに、世戸はしない。」
と言われたことがあり、自分の感覚とは大きく外れたこの意見が意外と賛同された事がありました。

自分からすると、いつもゴミ収集をしてたら『お前の仕事は何なんだ?!そんなに暇なの?』って怒られる話
なのですけど、日本の組織はそれぞれの役割を超えて、皆同一でなければならないという感情論のようなもの
が多くを占めているのではないかと思うのです。

きっとこれは長らく日本が培ってきた『皆で同じ仕事を協力し合う』という稲作文化からきているのでしょう。
しかしながら、すでに生業は労働に代わり細分化され、どんな仕事であっても、文明の進歩とともに専門性が
どんどん深化しています。『皆で一緒に』が通用しなくなりつつあるのですが、そのスピードが速いからこその
意識の変化がついていけてないのかもしれません。

組織に属する人にはそれぞれ役割があります。まずはその役割を果たすのが最優先で、それこそが能力を
最大限発揮するための条件でもあります。大変そうな同僚を見ていると、自分の仕事をさて置き、つい手を出して
しまいそうな時も、一度立ち止まって何が一番効果的なのかという事を振り返ってみるべきなのだろうと思います。

組織における自分の役割(本分)を常に意識し、時に行動を共にしない選択をする勇気と、そうする他者への理解。
日本人にはなかなか難しい課題なのかもしれないと、ぼんやりと眺めていて思いました。

最後にちょっと自己弁護しますけど、手が空いている時は意外と違う仕事もこなしたり、手伝ったりしてます。
ええ、暇って訳ではないですよ。いや、本当に(^^;)。
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